令和6年能登半島地震に思う

過去のコラム

今年は早々から石川県志賀町で震度7を観測し「令和6年能登半島地震」と命名されるほどの災害が発生しました。
振り返れば能登半島地震は、市街地を走りいちばん社会的影響が大きいといわれる森本・富樫断層帯をはじめとして、多くの断層が走っており1729年から震度7を観測する地震が続いています。2020年以降は石川県能登地方の群発地震が頻発しており、記憶に新しいところでは2023年5月5日の「令和5年奥能登地震」があります。
いろんな意味で「対岸の火事」とは言っておられない状況を感じます。地球を守ってきたものを、自分たちで少しずつ破壊しておきながら、災害を憂いても仕方ありません。
地震は突然やって来た災難のように思いますが、自然災害と言うのは、便利さを追求する自分たちの長いくらしが、自然体型を壊していくことで起きるものでもあります。
ともあれ、今は被災者に出来ることを考えなければなりません。被災地支援活動と心のケアなど、物心両方の支援が早急に必要とされます。
すでに募金活動や物資の寄付、ボランティア活動が速やかに動き始めています。同時に誰もが経験するかもしれない地震への備えを今一度見直すことが重要でしょう。
遠方だったり、仕事や年齢的な問題ですぐ駆けつけられない者には、募金活動しかありません。
一人ひとりが復興や被災者の支えになりたいと思います。そして、状況をよく知ることが大切だと思います。知ることから自然災害を未然に防ぎ、自然を守ることにつながることを切に願います。